LGBTQ+ Coming Out カミングアウトとは? カミングアウトで1番大切なこと

Coming Out カミングアウトとは?


「カミングアウト」はComing out of the closet 「カミング・アウト・オブ・ザ・クローゼト」の略です。
昔アメリカの同性愛者は、世間にバレないように悩んでいる様子を「クローゼットに隠れている」と比喩しました。
暗くて窮屈なクローゼットに本当の自分を隠していて、クローゼットから出て本当の自分を開放することに例えたのが語源です。
現在ではLGBTQ+以外でも重大な秘密を告白するときに使われるようになりました。

LGBTQ+カミングアウトの難しさ

LGBTQ+にとってカミングアウトする事は、偏見・差別・迫害もあり慎重に行う必要があります。
カミングアウトしている人は推定3割程度と言われていますが定かではありません。
特にトランスジェンダーの場合、別の性の外見になる為、一目でわかり実害を受けやすい現実があります。
「田舎の親にトランスジェンダーであることをカミングアウトしたら近所の目もあるから2度と帰って来るなと親子の縁を切られた」など親子ですら受け入れられないケースもあります。
一番の味方であるはずの親子ですら難しい現実があり、まして他人ともなれば、より慎重にならざるをえません。
幸せになる為のカミングアウトは準備と勇気、そして周りの理解と協力が無いと成立しません。

カミングアウトで幸せになる為の方法

カミングアウトで幸せになる為の方法
カミングアウトの方法はいくつもあります。
トランスジェンダーか、同性愛者か、Xジェンダーなのか、自身のセクシャルによっても違いますし、学生・非正規社員・公務員など社会的立場でも違います。
人口の少ない過疎地と隣に住んでいる人の顔も知らない都会など地域によっても違います。
今では、カミングアウトした体験例をたくさん知ることができますので、焦らずゆっくり考えてみましょう。

カミングアウトで1番大切なこと


カミングアウトをどれだけ慎重に準備をおこない、がんばったとしても相手にも感情があり強要できません。
すんなり受け入れられる場合もありますが、「失敗した時にどうするか?」心の準備や具体的な対策を必ず用意しておいてください。
成功する自信を持たなければ、不安で「カミングアウト」なんてできませんが、リスクを想定し準備しないチャレンジは、ギャンブルであり無謀な行動です。
船に乗るときは、万が一に備え、先ず救命胴衣の置き場所や着用の仕方を確認するべきで「カミングアウト」も同じです。
カミングアウト失敗も想定して対策を練る。
・会社で働きづらくなって心が壊れそうになった場合に備え転職する覚悟や金銭的余裕をもっておく。
・カミングアウトしたグループや友達との縁が切れた場合に備え、影響しない他のグループの友達を作っておく
他にも失敗に備えた沢山の準備をしておきましょう!

カミングアウトぶっつけ本番?

親・親友・友達・バイト仲間・職場、ちょっとした知り合い等、特定の人やグループ、誰からカミングアウトするか?
正解や決まりはありませんが同じセクシャルマイノリティーの人にカミングアウトするのがおすすめです。
身近にいなければ、LGBTQ+のコミュニティーに参加してみるのも良いかもしれません。

親や親友は、賛成してくれる場合は強力な味方となりますが、逆に大切に思ってくれているいるからこそ強烈に反対される可能性もあります。
特に親は、期待が大きく愛情が深い場合、「孫の顔を見れない」「手術をするのは心配で反対だ」「そんな性に産んで申し訳ない」など一番理解してほしい相手ほど意外と複雑です。

逆にちょっとした顔見知り程度の知人なら影響や感情が少ない分、賛成も反対も反応が薄い傾向があります。
カミングアウトする時の話の流れや反応に慣れる機会にもなります。
もしも、拒絶され2度と会えなくてもお互い悲しさや影響も少ないのでないでしょうか?
いずれにしても決まりは、ありませんので焦らず慎重に考えてください。

カミングアウトを目指す方は こちら

カミングアウトの受入方や寄り添い方に興味を持って